一なるものの法則 第一巻 ラー文書 - #1-3 ドン

◆物理理論について
更新日:2018/02/05
lawofone.info?s=Intro#book-i-introduction

ここから再度、ドンの前書きになりますが、これからはページを小分けしすぎないようにしようと思います。今回はおよそ5ページ分のドンの前書きとなります。
  • 文書の本文でない私個人の感想・解釈・注釈等は『(※』『※)』で囲っています。
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The Law Of One: Book I
THE RA MATERIAL
(Copyright © L/L Research)
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p.13 - 18
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ドン: 超能力の実演を考察する時に必ず付きまとう疑問に、超常的な事象はどのようにして起こったか?ということです。答えはしばしば、様々な「層」の世(※世界。いわゆるアストラル界とかエーテル界とかいうやつです。一般的な「世の中」「世間」の方ではなく、本来の仏教由来の方の「世界」です。※)と関連されたオカルト論の領域にあるでしょう。

死後、個人は、オカルト哲学と関連して話される、これら世界(※「levels of existence」。「world」ではありません。訳については一番下で書いています。※)の、その人個人が死んだ時の精神的性質や発達具合によって決まる階層の一つにいることを理解します。

この理論に当てはまる決まり文句といえば、天の「同じ羽の鳥は群れをなす」(※=類は友を呼ぶ※)となります。霊が私達の現実の中へ物質化する時、それは、霊が通常いるこれら階層の一つから地上へ訪問することを目的とする時です。一般的に、惑星は一種の霊魂的な蒸留所で、個人がより高い世界に到達できるほど満足に精神性が発達し、もはや惑星での発達のレッスンが必要無くなるまで物質世界で転生を行う、と言われています。

この論のほとんどは、おそらく別の現実の住人との接触や通信の報告の結果として、発展しました。私は、これらの階層は私達の物質的な空間と、お互いのとても小さな自覚を通して、互いに干渉し共存し合っていると信じるようになりました。以前に私が言及した簡単な類推は、2つの異なるTVショーの俳優たちを考えることで、同じ受信機で両方(※2つのTVショー※)を受信可能ですが、それぞれのショーは他と排他的(※=一つのTVショーしか見れない※)です。このことは、私達の日常生活ーある一つのチャネルまたは密度の世ーで、私達の物質的な空間の別の周波数を占める無数の存在たちにまったく気付いていないことであるように思えます。要点は、私達の現実は究極でも特異でもなく、実際には、現在にあるだけということです。

たくさんのUFO報告は、ちょうど物質化した霊がするように、捉えられた物体がこれら他の現実もしくは密度の一つに起源を持つ十分な証拠を提示しています。私は、このことは彼らは非現実的であることを暗示しているわけではないということを強調したいと思います。むしろそれは、私たちの側からUFOのいる現実へ置き換わっているということです。私は、同じテレビでチャンネル3からチャンネル4に変えることと同等であると言っているのです。

もしあなたが、核がエンドウ豆サイズの物を使った原子のスケール模型を作る事を言われたなら、最も内側を回っている電子でさえ含めるのに、フットボールスタジアムの大きさのエリアが必要となるでしょう。もしエンドウ豆を50ヤードラインの中心に置いたとすると、スタンドの一番上の席にある小さな絹の球が、電子に置き換えることができます。物質の中には、実際にとても小さな物質があります。あなたが夜の空に星を探す時、もしあなたが「固定の」物体の原子核の上に立つことができた時に環境の外側に向かって見えるものと、全く同じようなものが見えるでしょう。あなたに電子について説明するのに、物理学者はおそらく、写真乾板上の電子の曲がった軌跡をあなたに見せるでしょう。物理学者がおそらくあなたに教えない事は、これは使い古された証拠であることです。電子自体は今だ見られたことはなく、その効果が重選(※重たい金属粉を水に混ぜたものを使った分離法だそうです。※)に記録することができたのみです。もちろん、私たちが電子と呼ぶものについて正確に数学的に計算することは可能です。そのような作業で、私たちは磁場の強さ、電気素量、電子速度のデータを知るでしょう。しかし磁場は、回転が実証的に観測された現象である電荷の移動によって引き起こされるので、全くの数学的なカモフラージュが、私たちは荷電粒子がお互いに影響を及ぼしていることを本当に知っているという事実を、あいまいにしています。私たちは荷電粒子が何なのか、なぜ離れた場所に作用する効果が発生するのか(※量子力学において、電磁気力は光子の交換によって発生し、影響範囲は無限大とされています。理論的には、どんなに距離が離れていても一瞬で力が作用することになっています。※)、まだ知りません。

年長の科学者たちは、絶対的に科学で説明できるような物事はないことを認めた最初の人たちとなりました。むしろ科学は、お互いの1つ以上の観測から関連される、予測の方法もしくは道具です。物理学において、このことは数学の文法を通して普通に行われていることです。私たちの科学的学びは、観測による学びと解析です。物事の基本的な本質を見通しているかという意味においては、私たちは本当に何も理解していません。

磁場というものは存在しないですが、電場間の関連する動きを表現する数学的方法としてあります。電場は、クーロンの法則として定められた、総合的な経験的観測の複雑な数学的解釈です。言い換えれば、私たちの科学的知識と解釈の森は、私たちが効果と存在以外のことを理解していない木によって作られているということです。

現代科学の内幕を知らない人には、現代人は自分の環境は上手く制御下にあり全く理解しているように見えます。それでは真実から先に進むことはできません。現代理論の開拓地を研究している科学の先導者たちは、継続して彼ら自身の間で議論をしています。理論が、物理法則を表現するものとして妥当であると幅広く受け入れられるとすぐに、誰かが相違を見つけ、理論が変更されるか完全に破棄されるかされなければなりません。このことのおそらく最もよく知られている例として、ニュートンの「F=MA」があります。これは誤りが見つけられるまで、物理法則の地位を獲得しました。この方程式は非常に役に立つ証明をしていないというわけではありません。私たちは月ロケットからテレビのブラウン管までいろいろなことにそれ(※方程式※)を使っていました。しかし、サイクロトロンのような核加速器に応用する時には精度が不足します。分子の軌道の正確な予測をするには、アインシュタインによって定式化された相対論的な補正をする必要があります。この補正は、光の速度はその発生源の速度に全く依存しないという事実に基づく、ということに気付くのは興味深いことです。

もしニュートンが物理法則にもっと深く入り込んだのなら、彼は自らこの相対論的な補正を作りだしていたかもしれません。そして、光の速度は人が到達可能な速さに比べて非常に大きいので、速度補正は常に結果には表れない、と述べていたでしょう。このことはニュートンの時代では非常に真実でしたが、今は正確に事例を表していません。私たちはまだ、光の速度はとても素晴らしく到達不可能な速さと思いがちですが、宇宙旅行の到来で新たな速度の理法に辿り着きます。私たちは、速度についての私たちの普通の地球的な発想から、考えを変えなければなりません。光の速度を「マイル/秒」で考える代わりに、「地球直径/秒」で考えて下さい。ほとんど想像できない186,000マイル/秒は、23地球直径/秒とすっかり考えることができます。また、私たちの太陽系の直径で光の速さを考えると、光の速さはおよそ2直径/日と言うことができます。

全ては相対的であるとするアインシュタインの言明は、私たちの文化の決まり文句となるのにとても相応しいです。私達の銀河のサイズを考えることによって、自然の現象のサイズを相対的に考え続けて行きましょう。もしあなたが晴れた夜に空を見上げた時、見える星のほとんど全ては、私達自身の銀河の中にあるものです。これらの星々それぞれは、私達自身のものと同じような太陽です。私達の銀河の恒星の数の割合を惑星地球の人々の数で計算すると、今日の地球上の生きている人一人に対し60個の恒星があることを発見できます。これらの星々のうち最も近いものでさえ、光が地球へ到達するのに4年以上かかります。私達の銀河内で最も遠い星に辿り着くのには、光速で100,000年かかるでしょう。
これらの計算は、光が速さを持つ想定を使うことで作られました。これは新しい理論が出てきたら間違った想定となるかもしれませんが、光の見かけ上の速さは役に立つ測り道具なので、私達はとにかくそれを使います。

私達が気付いた創造物は非常に大きく、私達のすぐそばの裏庭を横切るのにも一秒間に地球直径23つ分の速さで100,000年旅行しなければならない程です。それは大きな裏庭です。最も意欲的な天体の建築家にとってさえ広大ですが、真実は、2000億以上の星があるこの銀河全体は、非常に大きな砂浜の一つの砂粒にすぎません。私達のような銀河が無数兆存在し、それぞれに数十億の星があり、無限とも思える宇宙の到る所に広がっています。

創造物の広がりはびっくりさせるもので、それに関する私達の知識は幼稚な状態であるとあなたが思ったなら、これらの広がりを研究するための私達の現在の科学的取り掛かりは、丸木舟と同じぐらい原始的であるという強い見込みを考慮する必要性に、あなたは分かり始めています。

科学において最も複雑にしている問題は、離れたところで起こったことの満足な説明をいつも探していることです。言い換えれば、皆さんは物を落とせばそれが落ちることを知っていますが、誰も正確にそれがなぜなのか知りません。たくさんの人々は電荷が真空で隔てられてさえもお互いを押したり引いたりすることを知っていますが、同じく誰もそれがなぜ起こるのか知りません。現象は全く異なるものですけれども、相互作用の力を記述する方程式は全く同じです。

 引力:F=GmM/r^2
 静電相互作用:F=KqQ/r^2

私達の惑星と太陽の間の引き合う力は、引力の方程式で記述されます。回っている電子と原子核の間の引き合う力は、静電相互作用の方程式で記述されます。これらの方程式それぞれは実験で決定されました。それらは見たところどうにも関係はありません。それでも、それら両方は、引き合う力が距離の2乗で減衰するという状態を記述しています。

離れた距離に及ぼす効果の振る舞いは数学的な表現で、重力場や電場というように、場と呼ばれています。電気と重力両方の現象結果を表現する一つの関係ーもっと言えば、物理全体を統一する理論、統一場理論ーを発見することは、アルバート・アインシュタインの一番の希望でした。アインシュタインは、これは完全な秩序の創造物であり、全ての物理現象は一つの源から展開されたと信じていました。

純粋な場として事柄を記述したこの統一場理論は、今完成されています。全体的な状況は、複雑なパズルをゆっくりと解決することに似ているように見えます。もし非常にたくさんの間違った鍵の中で正しい鍵を見つけることができるのなら、パズルは簡単に分解されるでしょう。デューイ・B・ラーソンはこの問題の解決方法を見つけました。パズルを分解するだけでなく、統一場理論を実用的な結果の内で、優雅で十分豊かに明らかにしました。良い難解なパズルのように、解決方法は複雑ではなく、そして予想外でした。5次元を仮定する代わりに、ラーソンは6次元を仮定し、空間の3次元と時間の3次元にそれらをきっちりと分けました。彼は、3次元座標時間が、私達が観測する3次元空間と同様に存在すると仮定しました。

この試みの結果、ラーソンの理論の基礎的な前提から、原子核内から星に至るまで私達の物理世界内のどんな物理的な値も計算できました。この長い探索後の統一場理論は独特です。なぜなら、私達は時間を一方向に動く流れのように1次元として考えるのに慣れているからです。その扱い方を一度手に入れますと、座標時間は数学的に扱うのにより快適な発想となります。ウィスコンシン大学の物理学科のフランク・メイヤー教授は、現在、ラーソンの試みを使った物理理論の込み入った質問を探している、ラーソンの新理論に興味がある科学者に向けて、年4回のニューズレターを配布しています。私はラーソンの理論を検証するのに興味がわき、彼の仮定を使用した広大な計算を実施しました。私は、彼の理論は実際に実行できる統一場理論であることを納得させられました。

私は、60歳代初期頃、ラーソンの作業を知る前、UFOと言われる源からコンタクティーを通して通信された幾つかの興味深い声明を熟考していました。これらの通信を受けた人々は現代物理学の問題を何も知らないけれども、彼らはどうも物理理論の全くの中核であるらしい情報を得ていました。まず第一に、彼らは私達の科学が十分に次元を認識していない問題を示しました。第二に、彼らは光は動かず、光は(※そこに?※)在ると述べました。ラーソンの理論は通例の4(※空間の3次元+時間の1次元※)の代わりに6次元を仮定し、ーアインシュタインが事柄を表すであろうと信じていたー純粋な場が単一の速度もしくは光の速度で宇宙の全ての点から外に向かって動いていることを見つけました。光子は、場の機構である時空の振動変位のために作られました。さらにコンタクティーは、意識は振動を作り、その振動は光になると言いました。ラーソンの理論における時空の振動変位は、光子や光といった最初の物理的な現われです。UFOコンタクティーによると、UFOは私達の空に入るために振動数を下げます。ラーソンによって仮定された全体の物理世界は、時空の純粋場の振動率と量子回転に左右されます。

コンタクティーは、時間は私達が考えているようなものではないと示しました。ラーソンは同じことを示しました。UFOは、私達が空間内を動くように時間内を動く、と言われています。このことは、ラーソンの世界の時間空間の部分(※時間を3次元とした部分※)において、全く普通のことでしょう。

最後に、おそらく最も重要なことでしょうが、コンタクティーは、創造物は単純で全ては一つであるというメッセージを受けていました。ラーソンの理論は、この統一の数学的供述です。

ラーソン物理学についてもっと情報が欲しいのなら、現在ラーソンの理論を促進している科学者と哲学者のグループである、International Society of Unified Scienceに連絡をして下さい。彼らのアドレスは:International Society of Unified Science, Frank H. Meyer, President, 1103 15th Ave., S.E., Minneapolis, MN 55414.

物理学者が研究する価値を今まで考慮しなかったことが、今とても速い割合で増加しています。どうも、精神的な活動というタイプの結果として、離れたところで起こることが、繰り返してその効果が観測されているようです。ユリ・ゲラーが、精神で金属曲げとか時計の修復をテレビで実演する時、しばしばユリの「トリック」を真似ようとするたくさんの少年がいます。時々少年たちは成功します。金属やその他物体を曲げたり壊したりを願うことによって引き起こすことができる子供たちの数は日に増加していっています。前述のキングス大学の数学教授のジョン・テイラーは、彼の素晴らしい本Supermindsで、これら才能がある子供たち数人にイギリスで広範な検証を行ったことを発表しています。もしゲラーのような子供たちの人数と能力が増え続ければ、1980年代には、テレビ番組「My Favorite Martian」、「I Dream of Jeanie」や「Bewitched」(※=海外ドラマ、テレビ番組。邦題は割愛。私は「奥さまは魔女」を題名だけかろうじて知っているぐらいですのでw※)といったようなファンタジーが現実の一部になることを見るでしょう。

テイラーとアメリカのスタンフォード調査研究所によって指揮された、これら(※=Supermindsで発表された検証?※)と同様な繰り返し可能な実験を、制御のもと、私達は学ぶのに良質な中身あるデータを有効化し始めました。徐々に私達は、「魔法」の科学を創り始めることができる段階から、時代を通して魔法と呼ばれたそれが今、主に子供たちによって増加し続けられている段階へ動いて行っています。将来、私達は、この「魔法」が、大学で科学のカリキュラムに加わることを見ることにさえなるかもしれません。事実の点において、化学や物理などの現在の修養は、私達にはまだ基礎の「魔法」ですので、私達はまだ、因果律の究極の説明を持っている段階ではありません。


ここでの訳語「世界」は、原文では「levels of existence」だったり「planes of existence」だったりします。この本に限らず、よく使われるのは「planes of existence」ですね。「plane」が「面」や「層」ですが、「existence」単独だと訳しにくい… 直訳だとあっさりしすぎて分からないので、ここでは思いきって「世(se, yo)」とすることにしました。というか、そのまんま、仏教用語の「世界」の英語訳だったかな、これ。

量子論だとか統一場理論とかの部分は、私からは特に何も言うことはありませんw 大学に入るためと入って少しは必修のため、物理は勉強しましたが苦手です。別に嫌いではないんですが、なんとも…(´ω`;)

超能力の研究が気になるところですが、残念ながら今現在でもそれ程進んでいません。金属曲げとかはっきり分かるような結果が出るようになればいいですね。まぁ、もうそろそろ、そんな杞憂も無くなりそうですが…